派遣社員の可能性
派遣社員の可能性
近年では、雇用の形態にはさまざまなものが登場しています。
非正規雇用の割合も上がり、派遣で働く人もふえています。
一口に派遣といっても仕事のスタイルは多種多様で、長期雇用で仕事をしている人もいれば、
スポット的に働く人もいます。
就業時間や休日についても各種用意されているので、
自分の生活に合わせてぴったりの仕事を探すのに非常に役立ちます。
自営業の手伝いや、農業などをしている人は、特定の季節だけがめまぐるしいほど多忙で、
反面、仕事がない時もあります。
自分の仕事の無い閑散期には、短期契約の派遣社員として働くことができます。
収入が減った時だけ派遣の仕事をして、
もとの仕事が忙しくなったらそっちに戻るというサイクルは合理的です。
しかし、本業の手があいている時だけは派遣として働きたいと思っても、
なかなかそううまくはいきません。派遣紹介業を営んでいる会社がいくつかありますので、
そこに登録して、どんな働き方をしたいのかを伝えておきます。
こちらの希望に合わせて、派遣先の会社に休日や期間の交渉をしてくれる場合もあります。
派遣企業は、登録者の代わりに働き口を見つけてきてくれますので、
仕事探しにかかる手間を省くことができます。
会社の方も、特定の期間だけ仕事をしてくれる人材を採用するのも手間がかかるので、
派遣会社を利用するメリットがあります。
もしも派遣の仕事を始めた時は、契約期間が終わるまできちんと働くことです。
働き方がよければ、継続雇用の可能性も出てくるでしょう。
最近は、転職先や、新しい職場を求めている人の中には、
正規雇用ではなく、派遣社員として働こうとしているような人もいます。
家事や子育てなど、優先したいことがあるから、フルタイムではなく、
パートタイムで仕事をしたいと思っている人もいます。
仕事を探すに至る動機は人によって違いますが、派遣として
働くというスタイルを選ぶ人も少なくありません。
派遣の求人が掲載されている求人情報誌も、この頃は珍しくなくなっています。
一般の社員で働くより、派遣の仕事の方が、時給が高いことで人気があります。
今後の見通しが立っていなかったり、一つの場所に留まることができないなどの理由で、
当面は派遣で仕事をしたいという人もいます。
最初は一時的な派遣社員のつもりでも、歳月を重ねるにつれ正社員になることもあります。
会社によっては、当初は派遣として採用した人でも、
能力の高さや真面目さを買えば、もっと長く働いて欲しいと思うようです。
反対に、派遣としての仕事も満足にできていないような状態が続くと、
会社が派遣会社に抗議をしたり、契約を打ち切られてしまうことがあります。
正社員として働き始めたのに、ものの3年とたたず退職するという人も、珍しくありません。
採用する会社にとっても、派遣社員として働いている人の中から良い人材を選んだ方が、
より確実で効率の良い採用方法でもあります。
転職した時に正社員になりたいと思っていても、状況によってはいきなり正社員より、
派遣社員のほうが可能性が開けるということもあります。